出会い系サイトの今
出会い系サイト規制法を経て、無料の出会い系サイトが激減した現在、出会い系サイトはその多くが、サクラを雇う不良・悪徳サイトとなっています。有料サイトの中には、ごく一部、まじめな運営を行うところもありますが、それは10に満たないほどだとも言われています。その他のほとんどの有料出会い系サイトは、サクラを雇い、男性を騙すことにより、収益をあげようとしているサイトなんですね。
これについては、当局も、あまり動く気配がありません。出会い系サイトでメールを送ってくる女性が、サクラなのか、一般女性なのかを見分けることは、非常に難しいからなんですね。その女性が実際にサクラであり、男性がどのくらいの被害を受けたのかを特定し、実証することが非常に難しい。それで有料サイトには、悪徳サイトが跋扈する状況となってしまっているといえるでしょう。
出会い系サイトを利用する際には、とにかく事前に、入念な調査が必要です。優良サイトに登録しさえすれば、それなりの出会いは必ず見つかります。ですからどこが優良サイトなのかを、きちんと把握することだけが、非常に重要だと言うことができるでしょう。もちろんそれは、それほど簡単なことではありません。
サクラの登場
初めは無料の出会い系サイトばかりだったのが、有料の出会い系サイトが登場すると、有料サイトは運営上、女性から男性にメールが送られるシステムをととのえ、男性のモチベーションを維持する必要に駆られました。初めのうちは、女性会員に対し、男性へメールを送ると、キャッシュバックされる仕組みが導入されました。それにより女性は、より積極的に、男性にメールを送るようになりました。
しかしそこから、「サクラ」が生まれるのはすぐでした。一般の登録女性ではなく、男性にメールを送る専従要員サクラを抱え、男性をサイトに引き止め、お金を使わせようとする有料出会い系サイトが、すぐに現れることとなったんですね。
しかもまじめな運営をするよりも、そうやって男性を騙してサイトを運営したほうが、お金が儲かることになる。日本の男性は、まだ女性に配慮しながら、出会いを獲得できるようなメールを送ることに慣れていないということだったんですね。それよりどうしても、多くの男性が、女性にちやほやされたいと思ってしまう。そこに、まさに男性にちやほやしたメールを送る、サクラがつけ込む好きがあったといえるでしょう。サクラサイトが無数に生まれることとなりました。
有料サイトのスタート
初めは無料の出会い系サイトばかりでしたが、しかしもちろん、それだけ莫大な人が、出会い系サイトに集まるようになると、そこに多くの人が、ビジネスチャンスを見るようになります。そこで有料の出会い系サイトも、数多く生まれることとなりました。
しかしこの有料の出会い系サイトは、スタート当初は、まじめな運営をする優良サイトばかりでした。しかしすぐに、サクラを使った不良・悪徳サイトが、数多く現れることとなったんですね。
出会い系サイトはその特性として、基本的に、男性が女性にメールを送ることにより成り立っています。男性は、多くの女性にメールを送ります。ですから女性は、多くの男性から、メールを受け取ることとなるんですね。女性は受け取ったメールの中から、自分の好みにあった、気に入ったものだけを選び、返信することとなります。そうなると、どうしても、多くの男性は、メールを送っても送っても、返事が帰ってこないということになるんですね。
これでは男性のモチベーションが下がってしまい、サイトをやめてしまうことになる。そこで多くの出会い系サイトが、女性が男性にメールを送るシステムを採用することとなりました。これが「サクラ」です。
出会い系サイトの発祥
出会い系サイトが日本でスタートした当初、無料の出会い系サイトが先陣を切りました。出会い系サイトが考案されたのは、アメリカです。当時はまだ、インターネットもそれほど一般に普及しておらず、研究者や大学関係者が主に利用するという状況でした。
出会い系サイトがアメリカでスタートすると、インターネットを通じて、新たな出会いが見つけられるという、インターネットのあり方そのものを発見したともいえるあり方に人気が集まりました。多くの男女が、出会い系サイトで出会いを見つけ、「ユー・ガット・メール」という映画にもなりました。
ユー・ガット・メールは日本でも人気を呼び、これが日本で出会い系サイトがスタートするきっかけとなりました。多くの無料出会い系サイトが立ち上げられ、そこにたくさんの人が集まるようになりました。さらに携帯電話でインターネットの閲覧ができるようになると、出会い系サイトの利用者は爆発的に増え、一大ブームを巻き起こすこととなりました。これがその延長上に、援助交際などの数多くの問題を引き起こすことともなったわけです。出会い系サイトなどのように、新しいものに最初に飛びつくのは、女子高生など若年層だったんですね。
無料出会い系サイト
無料の出会い系サイトは、やはり何といっても、お金がかからないところがいいところです。出会い系サイトは、有料のものが圧倒的に多く、通常、月に3000円程度の料金がかかります。無料の出会い系サイトは、現在かなり経営が厳しいことになっているので、少なくなってはいますが、残っている無料サイトは、志をもって頑張っているといえるでしょう。
無料の出会い系サイトの経営が厳しくなったのは、2000年代に2度にわたり施行された、「出会い系サイト規制法」のおかげです。援助交際など未成年の利用が問題となり、出会い系サイトには、登録者の年齢認証を徹底するよう、法律で決められました。年齢認証には、運転免許証や保険証など、公的証明書が必要だということになりました。
しかし無料の出会い系サイトでは、莫大な数の人が登録していくこととなります。そのすべての人について、年齢認証を行うことは、無料サイトの広告収入だけでは、難しいこととなったんですね。それで出会い系サイト規制法が施行されたのを機に、多くの無料出会い系サイトが閉鎖することとなりました。
残っている無料サイトは、金儲けは度外視して、頑張っているところばかりだといえるでしょう。